捨てたら【ストレス&疲れ】がなくなってお金が貯まったものBEST5
2022/05/13
貯蓄上手さんは、お金は貯めても、ものは貯めません。1000万円貯めている人のおうちがものでいっぱい、ものが収納スペースに入りきらずあふれている……なんてことは、まずありません。
ものが少なければ片づけが簡単になったり、ものの管理がラクになります。つまり、ものを持っていることで生じるストレスが軽減されるということです。ストレスがあると、ムダ買いや衝動買い、暴飲暴食にはしってムダなお金を使うことにも。
また「もの」とは、物理的な形があるものだけを指すわけではありません。目にはみえない“もの”がストレスになり、ムダ使いにつながることもあります。
捨てたら「ストレス&疲れ」がなくなってお金が貯まったものについて、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
捨てるもの1:バスタオル
お風呂上りにバスタオルで体を拭くことが習慣になっているケースが多いですが、バスタオルは大きくて洗濯するのにかさばります。
子どもとママで1枚、夫用に1枚とすると、毎日2枚のバスタオルが洗濯ものに。バスタオル2枚のせいで、洗濯機を1回多くまわすハメもあり得ます。
「お風呂上りはバスタオルで体を拭く」という固定観念といっしょにバスタオルを捨てちゃいましょう。フェイスタオルでも、体についた水滴は十分拭き取れます。
捨てるもの2:勝手に送られてくるメルマガ
ネット通販サイトで買い物したら、その後、メルマガが勝手に送られてくるようになった……ということはありませんか?1回利用しただけなのに「今だけポイント10倍」「期間限定お買い得セール中」などとうたったメルマガが次から次へと送られてくることがあります。
内容を見たら欲しくなるので、開かずに捨てること。いちばんいいのは「配信停止」にすることです。
捨てるもの3:シンク下のコの字ラック、下駄箱の中の省スペースで靴がしまえるグッズ
シンク下の高さのある空間は、コの字ラックで仕切れば2倍収納できる、靴1足を上下に重ねられるグッズを使えば、狭い下駄箱でもたくさん収納できる……など、たしかに収納グッズは便利なものですが、考え方を変えれば、なにもそんなにがんばってものをたくさんしまい込まなくてもいいように思えます。
シンク下や下駄箱の中の空きスペースはムダな空間ではなく「ゆとりの空間」。便利収納グッズを捨てたら、ものが少なくなって、かえってラクになることも。
捨てるもの4:たまにしか使わないクレジットカード
キャンペーンにつられて作ったクレジットカードで、その後、ほとんど使っていないものは処分を。使っていないクレジットカードのせいでお財布が窮屈になって、使いにくいのは本末転倒。
クレジットカードはメイン1枚、サブ1枚の2枚で十分。1枚を集中的に使用したほうがポイントが効率的にたまってお得です。
捨てるもの5:処分するか、とっておくか迷っているもの
ものを処分するときの手順としてよく言われるのは、処分するか、とっておくかを迷うものは、とりあえず「保留」にすること。保留のものは紙袋や箱などに入れておき、数カ月後に見直して判断するのですが、大半はその間、出番がないものです。
ということは、実は、保留にした時点で捨ててもよかったのかも。あとで見直すのも手間だし、保留のものを置いておくのも邪魔くさい。ストレスの原因になるので、処分を迷うものは捨てちゃってもいいかも。
まとめ
お金を貯めるうえでストレスは大敵です。ストレスを感じるものは手放すのがオススメ。自分をストレスフリーの状態にしておくことが、貯蓄を増やすことにつながります。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。