ここ1〜2年で私たちの生活に急速に浸透した「デリバリー」。デリバリーサービスを始める企業や店も増えていて、どこで何を頼むのが最もお得なのかわかりにくいですよね。そこで、デリバリー戦国時代とも言える今の上手な利用法のポイントを、節約アドバイザーの丸山晴美さんに聞きしました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年6月時点の取材情報を基にしています。

監修: 節約アドバイザー 丸山晴美
22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...
みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。
お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「デリバリーの賢い利用法」!
デリバリー最大手「出前館」の店舗数は、この2年間で約4倍に!
前回、この連載でデリバリーを取り上げたのは2019年。その年の10月に消費税が10%に引き上げられましたが、デリバリーやテイクアウトは消費税8%のままに据え置かれました。これにより、デリバリー利用が増えることが見込まれ、さまざまな企業が参入してきたのです。
今ではすっかりお馴染みの「Uber Eats(ウーバーイーツ)」も、当時はまだ東京、名古屋、大阪など一部の大都市でしか利用できませんでした。2021年6月現在では、35都道府県まで広がり、配達員はコロナ禍での人気の仕事の1つとなっています。
「出前館」の提携店舗数も、当時は1万7,000店ほどでしたが、現在では7万店舗以上に拡大して国内最大手に。決済に利用できるキャッシュレスの種類も増えました。
さらに、2021年6月には米国トップシェアのデリバリーサービス「DoorDash(ドアダッシュ)」が、宮城県仙台市でサービスを開始。国内で3番目に多い加盟店を持つ「menu(メニュー)が、「au」と提携したことも話題となりました。デリバリー業界の成長はまだしばらくの間、続きそうです。
デリバリーは調理する手間がいらず、配達してもらう間の時間を有効に使うことができます。自分がいる場所とは違う場所にも食事を届けることができるなど、いろいろな利点がありますが、上手に使わないと家計を圧迫してしまうことも。お得に利用する方法をチェックしましょう。
クーポンなどのお得情報はスマートフォンアプリで手に入れる
デリバリーを上手に使うには、クーポンなどのお得情報を入手することが第一歩です。お得情報はスマートフォンアプリで得るのが基本。よく利用する総合デリバリーサービスやお店がある場合は、アプリ会員になったり、LINEの友だち登録をしておきましょう。いちいちサイトをチェックしなくても、さまざまなお得情報が自動的に送られてきて便利です。
ただし注意が必要なのは、「同じ品物でも、デリバリーを依頼する先によってお得の内容が変わる」ということ。たとえば、ピザをデリバリーしてもらう場合、総合デリバリーサービスで頼む場合と、お店に直接デリバリーを頼むのとでは、割引額が異なるケースがほとんどです。
どちらを利用するのがよいかは、キャンペーンなどのタイミングで異なるので、利用前に両方を見比べましょう。
また、品物の種類に関係なく「初回注文の場合に限り2,000円引き」などのサービスを行っている場合もあります。こういう情報をつかみ、上手く活用するのがコツです。場合によってはデリバリーで注文したほうが、お店で食べるよりもお得、なんてケースもあったりしますよ。
配達時間は、総合デリバリーサービスより、直接お店に依頼した場合のほうが早いことが多いようです。早く商品を受け取りたいという場合は、直接店舗に注文するのがよいでしょう。
雨など天候が良くない日は混み合うので、時間に余裕をみて注文しましょう。
頻度や内容など、デリバリーの利用ルールを決めることも大切
いくら割引クーポンなどでお得になっても、頻繁に利用していては、やはり家計に負担となります。デリバリーはたまに大勢で集まってホームパーティを行うときだけにするなど、メリハリをつけて利用をすることが大切です。
週に1回、金曜日の夜は家族でデリバリーを楽しむ、残業で遅くなるときや自分の体調が悪いときなど条件を決めて活用するなど、各家庭なりの利用の仕方を考えるのもおすすめ。デリバリーやテイクアウトを上手に頼ってお金と時間を確保することが、ひいては自分と家族のゆとりにつながる時代になってきているのではないでしょうか。
取材・文/かきの木のりみ