子どもが増えても、家を買ってもブレないやりくりで1000万達成した方法

2019/09/02

結婚や出産、マイホームなどライフステージの変化による出費はつきもの。しかし、それでも貯蓄はしっかりできます。今回は、ライフプランどおりに人生を進めつつ、貯蓄1000万円を達成した貯め達人の軌跡をご紹介します。

<プロフィール>
Mさん(埼玉県 33歳)
夫(33歳)、長男(7歳)、長女(4歳)、二女(2歳)、三女(10カ月)の6人家族。結婚8年目。住まいは3LDKの一戸建て。

=MONEY DATA=
月収(手取り) 32万5000円
ボーナス(年間手取り) 約120万円
年収(手取り) 約510万円
年貯蓄額 約232万円
総貯蓄額 1260万円
(学資保険、児童手当の貯蓄含む)

結婚2年目当時、月収18万円で年140万円を貯めていたМさん。その後、7年間で貯蓄1000万円を達成!
 
7年の間に子どもが4人になり、家まで買っているのに、月7万円以上貯め続けているのです。本人曰く「普通の暮らしをマイペースに続けていたら、いつの間にか1000万円超えていた感じ。今が幸せだから、何も変える必要がないんです」とのこと。そのブレないマインドにあらためて迫ってみました!

月7万以上貯める「ブレない人生」すごろく

◆2011年:貯蓄200万円
結婚のお祝い金や妻の収入(結婚後2カ月間は共働き)をすべて貯蓄。最初は社宅暮らしで、住居費を抑え、その分月7万円以上貯蓄へ。

◆2012年:貯蓄400万円
長男誕生。マイホーム購入を目標に、ボーナスは全額貯蓄。食費と日用品費は月3万円に収めて、先取り貯蓄をキープ。
(月収 約18万円、月貯蓄額 7万~9万円、年貯蓄額 約200万円)

◆2013年:貯蓄600万円
先に買った土地のローン月3万円が住居費に上乗せ。生活費を見直すことで、月貯蓄額7万円を保ちつつ、年貯蓄額は減少。
(月収 約22万円、月貯蓄額 7万円、年貯蓄額 約170万円)

◆2014年:貯蓄620万円
長女誕生。マイホームへ引っ越し。家の頭金、税金などで300万円支出。

◆2015年:貯蓄520万円
住宅ローンが増え、住居費は以前の約4倍に。月収も増えてはいるものの、小遣いなどで調整して貯蓄を増額。
(月収 約24万円、月貯蓄額 8万2000円、年貯蓄額 約200万円)

◆2016年:貯蓄630万円
長男の幼稚園代が3万円増えた分、子ども用貯蓄を減額。妻小遣いをお楽しみ費に使い、予算をセーブ。
(月収 約26万円、月貯蓄額 7万~8万円、年貯蓄額 約210万円)

◆2017年:貯蓄840万円
1月に二女が誕生。収支もほぼ変動がなく、やりくりを変えずに、年貯蓄額も220万円超。1000万円貯蓄も目前に。

◆2018年:貯蓄1060万円
三女誕生。「1000万円は一つの通過点という感じです」

◆2019年:貯蓄1260万円
夫が昇進して給料アップ。年貯蓄額230万円超ペースで継続中。「教育費も4人分だと、まだまだたりないし、家族がこの先も幸せに暮らしていけるよう、貯蓄はずっと続けていきます」

=現在の家計表=
月収(手取り) 32万5000円
先取り貯蓄 計9万3000円
●学資保険 3万7000円
●目的別貯蓄 5万6000円 
学資保険は長男と長女の2人分。目的別貯蓄は、子ども用3万1000円、繰り上げ返済用2万円、予備費積立5000円
住居費 6万5000円
水道・光熱費、通信費 2万5000円
水道・光熱費と通信費の月平均額を割り出し、多めに予算取りを。給料日前に余った分は、残し貯め用の口座へ。
子ども費(幼稚園代、習い事代)4万5000円
保険料 4000円
食費、日用品費、医療費 6万円
給料日後、現金で6万円下ろし、そのなかでやりくりするだけ。細かい費目分けもせず、週予算も決めていません。
夫小遣い 2万3000円
妻小遣い 1万円
格安スマホの料金、飲み会やママ友ランチ代、美容院代などもすべて各自の小遣いから出すルールに。

月9.3万円×12+ボーナス約120万円
年約232万円貯まる!
※児童手当の貯蓄は含まれていません

▼Mさんの超シンプルやりくり

買い物したレシートをひたすら貼り、レシートがない支出は手書きでメモ。時々合計額=使ったお金を計算して、月予算の残高をチェックするだけで、赤字予防に。

“貯めマインド”を深堀りしてみた

物欲やストレスで浪費……なんていうことはMさんには無縁。なぜこれほどブレずに貯め続けられるのか、その理由を探ってみました。

何があっても貯め続けられる理由

・1年後、10年後……常に夫と目線を合わせる
今もしょっちゅう夫婦で話し合います。「目先の家族旅行のことから、10年先まで目標がはっきりしているから、我慢して貯蓄するのではなく、楽しく続けられるんです」

・支出が増えたら、1000円に下げても貯める
貯蓄は一度ゼロにすると、再開するのが大変。少額でも貯め続けることが大事と考え、子ども用貯蓄は状況に応じて、積立額を変更。「長女の幼稚園代が無償化されたら、また積立額を増やす予定です」

・「いつ使ってもいい」というくらいの気持ちで貯める
「絶対に貯めなくちゃ!」ではなく、「使おうと思えばいつでも使える。でもここで使わなければ、あとが少しラクになる」と自分を追い込まないことが継続の秘訣。「本当にお金が必要になったときにあきらめない自分でいたいと思っています」

物欲や誘惑に流されない理由

・欲しい物は徹底的にリサーチ
例えば、家電製品が買い替えどきだなと思ったら、機能性や見た目、安く買える店・時期などを徹底調査。「よし、今だ!」と自分のなかでゴーサインが出た物しか買わないので、失敗しません。

・好きな物には妥協しない!
「好きな物を中途半端に選んでしまうと、満足できなくて、もったいなく感じます」。例えば、夫婦とも好きなビールは、発泡酒で妥協しません。
※今は授乳中なので禁酒。

・レジャー費は「ごほうび方式」
レジャー費はあえて予算取りせずに、やりくり費と水道・光熱費の残りから捻出。やりくりを頑張るほどレジャー費が増えるので、自然とやる気がわく仕組み。年1回の家族旅行で思いっ切り使います!

ストレスがたまらない理由

・おうちイベントは〝盛って〞とことん楽しむ!
「家族でおいしい物を食べるのが何より幸せ。でも、子連れだとゆっくり外食できないので、家で盛り上げる工夫をしています」。卓上焼き鳥器でお店屋さん風、特売シュークリームの山盛りでバイキング風などが家族にも大好評!

・夫の小遣いの使いみちには、口出ししない
夫はスマホゲームなどにお金を使うこともありますが、小遣いの範囲内なら文句は言いません。お互いに自由に使えるお金があることで、ストレスフリーに。

・自分専用のとっておきおやつでパワーチャージ!
育児と家事に追われ、「疲れたな~」と感じたら、すき間の1人時間に、大好きなチョコでパワーを補給。子どもに内緒の〝自分だけのごほうび〞が特別感もアップ。

やりくりに挫折しない理由

・子育て中心の今は、無理しすぎない
下の子2人にまだ手がかかるので、レシートを貼る時間もないときは、保管するだけ。やりくり
費の残金だけ常に意識すれば、使いすぎることはありません。

・ゲーム感覚で楽しむ
給料日前には、水道・光熱費と通信費、やりくり費の余りをリセットし、残し貯め専用の口座に移します。「口座を分けることで、貯まった金額がひと目でわかるのでやる気が高まります」

*固定費の余り、残業代などもすべて残し貯め専用の口座へ。特別出費に活用残業代はないものとして、毎月同じ収入でやりくりし、残し貯め口座に。冠婚葬祭費や旅行費はここから捻出しています。

・家計の見直しは、生活が変わる節目の年度初めに行う
家計の見直しは、入学、入園、夫の昇給などで収支が変わる年度初めのタイミングで。固定費ややりくり費を年間で見通して、月ごとの予算を立てておけば、あとはルーティンで予算を守るだけ!

・「わが家にとっての幸せ」をベースに
「周囲はマイカーが当たり前。でも、ほかと比べるのではなく、本当に必要になったときに買えばいい。今大切なのは、家族が健康で楽しく暮らすこと。それが変わらないから、焦ることはありません」

Have a try!

□買い物レシートをノートに貼って予算管理をする
□家計の見直しは年度初めに行う
□周りと比べずに「我が家」をベースにやりくりを考える

参照:『サンキュ!』9月号「絵で見てわかる!1000万円貯まる方法」より。掲載している情報は19年7月現在のものです。

撮影/キムアルム 構成/宮原元美 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部

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