「洗面所」を掃除するときのポイント20選|適したタイミングもあわせて紹介
2021/10/10
洗面所を掃除するときのポイントを20の項目に分け、手順やコツについて紹介しています。使用する道具の特徴や汚れのタイプ、場所によってどのような方法が適しているか説明しています。「掃除のタイミングは気がついたとき」を習慣化し、快適に過ごせるようすすめています。
洗面所は意外と見られている?
近年では手洗いやうがいも習慣化し、使用頻度も高くなっている洗面所ですが、掃除が隅々まで行き届いているか、といわれれば自信がないかたも多いのではないでしょうか。
また、急な来客があった場合は、トイレの使用後など必然的に洗面所を使用することになるので、どこまでチェックされているのか不安になってしまうものです。人によっては、水まわりの汚れに敏感なかたもいらっしゃるので、清潔に保つ心がけが大切になります。
鏡面や水栓金具の周囲の水垢、歯みがきによる飛び散り、ヘアスタイリング用品の整頓など、日ごろから目についたときに掃除が習慣化していると、突然の来客にも安心して対応することが可能です。
洗面所を掃除するときのポイント20選
ここでは、洗面所を掃除するときのポイントを紹介していきます。
掃除する際に効果的な手順や道具、また汚れを防ぐための使用方法など、20の項目に分けて紹介していきます。ご興味のあるかたはぜひ参考にしてください。
ポイント1:鏡はマイクロファイバーで乾拭きする
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント1は「鏡はマイクロファイバーで乾拭きする」です。鏡には歯みがきや洗顔時に飛んだ水や泡などが水垢などの跡として残り、いわゆる「ウロコ」とよばれる状態になります。
思いつく方法ですと、硬く絞った濡れ布巾などで拭き掃除してしまいがちですが、鏡に水滴が残り、きれいに仕上がらないケースが多いのではないでしょうか。
じつは鏡の汚れに対しては、化学繊維である「マイクロファイバー」が有効です。繊維の目もこまかく汚れや水分吸着するため、乾拭きで十分きれいになるという特徴があります。
「マイクロファイバーでの乾拭き」をくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント2:クエン酸パックで水垢とり
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント2は「クエン酸パックで水垢とり」です。水まわりの鏡は使用しているとどうしても白く曇ってしまうものです。また、通常のお風呂用洗剤などではほとんど効果がみられず、あきらめてしまうかたも多いのではないでしょうか。
このような鏡の曇りや前述した「ウロコ」に有効な掃除方法が、クエン酸を使用したパックです。
水垢や石鹸などによる曇りは、水道水に含まれる「ミネラル」が結晶のように残ってしまったものです。アルカリ性の性質をもつ汚れに対して、酸性のクエン酸が反応し、石のように硬くなってしまった曇りを柔らかくする効果があります。
手順としては、クエン酸を溶かした水溶液にキッチンペーパーなどを浸し、鏡に貼りつけ、その上からラップで乾かないよう養生しておきます。3時間ほど放置し、スポンジなどでこすれば、ふやけた水垢が簡単に剥がれ落ちます。
「クエン酸パック」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント3:洗面台の下は突っ張り棒を活用する
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント3は「洗面台の下は突っ張り棒を活用する」です。
洗面台下部に設けられた収納スペースは、ひとまずセールで大量に購入した洗剤などを詰め込んでしまい、整理整頓を後回しにしてしまうかたも多いのではないでしょうか。収納術として多く用いられる突っ張り棒を活用して、収納スペースを有効に、また清潔に保てます。
手順は、手前と奥に高さをずらして突っ張り棒を設置するだけです。奥の突っ張り棒を高くしておくと、収納ボックスなどを斜めに設置でき、中身を一目で確認できます。
空いた下のスペースも有効に活用できるため、突っ張り棒を使用した収納方法を検討してみてはいかがでしょうか。
「突っ張り棒の活用」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント4:掃除用モップで「ついで掃除」
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント4は「掃除用モップで『ついで掃除』」です。
掃除用具として重宝する、ハンディタイプのマイクロファイバーモップを洗面所に設置しておけば、朝晩の歯磨きの際、気になる汚れに対し、片手でも掃除が可能です。なるべくすぐ手に届く場所に置いておくのがよいでしょう。
日ごろからこまめな掃除で、ホコリや汚れを取り除いておけば、大掃除の際もそれほど手をかけることなくすませることが可能です。
「掃除用モップ」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント5:使ったらすぐに拭く
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント5は「使ったらすぐに拭く」です。
水まわりの掃除の基本ですが、使ったあとはすぐに水分を拭き取ることが有効です。歯磨きや洗顔、手洗いやうがいのあとでも、洗面ボウルや飛び散ってしまった水分をすぐに拭き取ることで、水垢や汚れの増殖を防ぐことが可能です。
洗面所の隅には、拭き取り用のウエスを置いておくことをおすすめします。
「使ったらすぐに拭く」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント6:洗面所で使うものは浮かせて収納する
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント6は「洗面所で使うものは浮かせて収納する」です。洗面所の台部分には歯ブラシを入れたコップやヘアスタイリングの容器、洗顔フォームなどを直に置いているかたも多いのではないでしょうか。
頻繁に使用するものなので、手に届く位置に置いておきたいという心理の一方で、掃除の際にはすべてを一度移動する必要があるため、大変手間がかかることも事実です。結果、掃除が億劫になってしまい、水垢や汚れは溜まっていく、という悪循環を生みだしてしまいます。
まず、台の上にはものを置かないよう、浮かせて収納できるグッズを取り入れてみましょう。マグネットパネルなどを有効に活用すれば、歯ブラシやコップなどを吸着させて収納できます。
またヘアスタイリングの容器などは、家族それぞれの収納ボックスを用意し、収納棚などへ配置しておくと便利です。
「洗面所で使うものは浮かせて収納する」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント7:ごちゃごちゃするものは扉の中に
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント7は「ごちゃごちゃするものは扉の中に」です。
洗面所は家族それぞれが使用するこまかな「モノ」に溢れている、といっても過言ではありません。綿棒、毛抜きといったヘルスケアアイテム、ヘアピン、櫛やブラシもそれぞれの好みがあり1つではないでしょう。
このようなこまかくごちゃごちゃしてしまうものは、洗面台の扉の中へ収納しておきましょう。前述したように、家族1人ずつの収納ボックスに入れておくと、必要なものをすぐに取り出せて便利です。
また、こまかなものが台の上に散乱していないため、掃除もスムーズに行え、清潔に保てます。
「ごちゃごちゃするものは扉の中に」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント8:メラミンスポンジは使わない
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント8は「メラミンスポンジは使わない」です。水まわりの掃除にメラミンスポンジを使用されていたかたはびっくりされたのではないでしょうか。
じつは、プロの清掃業者でもメラミンスポンジはあまり使用しないことが多いようです。理由は、洗面ボウルの仕様によっては傷つけてしまい、劣化を早めてしまうことがあるためです。同様に、ダイヤモンドパッドや研磨系の洗剤などの使用も控えたほうがよいでしょう。
「メラミンスポンジは使わない」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント9:コーティング剤を塗って汚れを予防する
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント9は「コーティング剤を塗って汚れを予防する」です。
現在販売されているものの中に、汚れを弾くコーティング剤があります。
超撥水で汚れや水垢を寄せつけず、カビや黄ばみ、雑菌の繁殖まで抑えることが可能です。掃除したあとの洗面台に塗布するだけで予防できるため、日ごろのお手入れに加えておくと、清潔な状態をより長く維持できるでしょう。
「コーティング剤の塗布」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント10:自分が簡単にできる掃除道具は近くに置く
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント10は「自分が簡単にできる掃除道具は近くに置く」です。
掃除道具は洗面台の仕様や自分にあったものを設置しておくとよいでしょう。小さなスポンジやハンディタイプのモップ、マイクロファイバーなど、すぐに手の届く場所に置いておけば、目に付いたときにすぐ掃除できます。
ウエスなど、家族だれでも使えるものを常備しておくと、清潔な洗面台を維持できます。
「自分が簡単にできる掃除道具を近くに置く」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント11:洗面台とお風呂の小掃除はセットで
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント11は「洗面台とお風呂の小掃除はセットで」です。日常的に行う洗面台の掃除のあとに、もうひと手間加え、浴室の掃除にも取りかかってみましょう。
シャンプーなどの小物を外に出し、シャワーで浴室全体を濡らし汚れを浮かします。浴室用の中性洗剤を塗布し、スポンジやブラシなどを使用して掃除します。
浴室は湿気も多く、毎日の使用で見えない水垢や石鹸が飛び散り、カビの温床となります。日常的に洗面台の掃除とあわせて行えば、清潔な状態を維持することが可能です。
「洗面台とお風呂の小掃除はセットで」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント12:排水溝は洗浄剤を使う
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント12は「排水溝は洗浄剤を使う」です。排水口の掃除は、複雑な形状をした排水トラップなどが設けられているため、完璧に行えません。
しかし、塩素系の排水口用洗剤などを駆使すれば、奥でからまってしまった髪の毛の詰まりなどを改善し、スムーズな排水ができるほか、嫌な臭いも抑えられます。
臭いが気になったり、流れが悪い場合は早めに清掃を行い、排水口の損傷を防ぎましょう。「排水口は洗浄剤を使う」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント13:みかんやオレンジの皮で蛇口掃除
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント13は「みかんやオレンジの皮で蛇口掃除」です。
みかんやオレンジの皮にはクエン酸が含まれているため、蛇口などに付着したアルカリ性の水垢に対し、有効に働きます。みかんやオレンジなどの柑橘系を食べる機会があれば、ついでに皮で清掃を行うのもよいでしょう。
「みかんやオレンジの皮で蛇口掃除」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント14:白い水垢はお酢につけ置き
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント14は「白い水垢はお酢につけ置き」です。
シャワー切り替えも可能な、ノズル式の蛇口の場合、口付近に白く固着した水垢が付着することがあります。頑固なものは、クエン酸スプレーなどでは落ちません。
そのような場合には、お酢につけ置きしてみましょう。酢と水を1:1で合わせた水溶液に、蛇口のヘッド部分をつけて2時間程度放置しておきます。スポンジでこすると簡単に水垢を落とせます。
酢は食品のため、蛇口などに使用しても安全に使用できます。
「白い水垢はお酢につけ置き」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント15:コップスタンドを使ってコップは立てる
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント15は「コップスタンドを使ってコップは立てる」です。
うがい用のコップは意外と汚れてしまうものです。上向きに保管していると、内部に水が溜まったままで、雑菌も繁殖してしまいます。
吸盤で台に固定できるコップスタンドなどを活用すると、水気を切れ、清潔に保管できます。
「コップスタンドを使ってコップは立てる」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント16:ゴミ受けを設置しておく
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント16は「ゴミ受けを設置しておく」です。排水口には簡易的なゴミ受けがあるものの、それほど集積する能力が高いものは常設されていません。
近年では100円ショップなどでも、錆に強いステンレス製のゴミ受けなどが販売されています。排水口の穴部分にはめるだけの簡単な設置方法なので、ゴミを排水管内部に溜めないためにも、ゴミ受けを有効に利用してみましょう。
「ゴミ受けを設置しておく」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント17:15分捨てを実践してみる
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント17は「15分捨てを実践してみる」です。聞き慣れない言葉「15分捨て」とは、ものが多くて気になっている場所を、15分間だけ捨てることに集中するというプチ断捨離のようなものです。
洗面所を見てみると、買ったのに1年以上放置している洗顔フォームや香りに飽きてしまった使いかけの柔軟剤など、色々と保管していることに気がつきます。
タイマーを15分にセットし、捨てるリストに当てはまるものは掴んだら確実に捨てることを実践していきます。長時間かけると判断力が鈍くなるので、短時間で勝負するのがコツです。
このようなライフハックも取り入れて清掃するのもよいでしょう。「15分捨てを実践してみる」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント18:水栓の根本はデンタルフロスを活用する
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント18は「水栓の根本はデンタルフロスを活用する」です。
歯間の清掃に用いるデンタルフロスを、水栓金具の根元に使用して汚れを掻き出す方法です。デンタルフロスは強度もあり、汚れを取り除く特徴ももっているため、隙間の掃除に有効です。
「水栓の根本はデンタルフロスを活用する」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント19:ゴミ箱ではなくゴミ袋を置いておく
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント19は「ゴミ箱ではなくゴミ袋を置いておく」です。
ゴミ捨ての際に、家中のゴミ箱からゴミを集める作業は意外と労力を要します。洗面所も例外ではありませんが、大きなゴミはあまりでないものの、こまごまとしたゴミは頻繁に出ます。
ゴミ箱を置くほどでもない場合は、タオルバーなどにクリップをつけ、直接捨てられるゴミ袋をぶら下げておくと、処分も楽にできます。
「ゴミ箱ではなくゴミ袋を置いておく」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
ポイント20:壁にはキッチンパネルを採用して水ハネ対策
洗面所を掃除するときのポイント20選、ポイント20は「壁にはキッチンパネルを採用して水ハネ対策」です。一般的には、洗面台横の壁の仕上げはクロスで行いますが、リフォームや新築を検討されている場合は、キッチンパネルを採用するのもよいでしょう。
汚れに強く清掃も楽に行える特徴をもち、吸盤などの吸着もできるため、さまざまなものがかけられるというメリットがあります。
「壁にはキッチンパネルを採用して水ハネ対策」についてくわしく知りたいかたは、下記のサンキュ!の記事をチェックしましょう。
洗面所を掃除するタイミング
洗面所を掃除するタイミングは、家族のライフスタイルや構成によってもさまざまです。先延ばしにして落とせないほどの汚れとなる前に、習慣化しておくことが重要だといわれています。
そのためにも、毎日歯を磨くついでに、洗面ボウルの汚れを落とすようなデイリーなもの、1週間に1度水栓金具まわりの水垢掃除、数カ月に1度排水口の掃除を行うサイクルをつくっておくことも大切だといわれています。
掃除を負担と考えるより、日常の一部と捉えられるよう習慣化し、短時間ですませられるアイテム選びにも注目してみましょう。
洗面所を掃除しよう!
洗面所を掃除するポイント、注意点などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
掃除のタイミングは決まっているわけではありませんが、効率、長期的に考えてみると、気がついたタイミングでやることが重要ではないかといわれています。多くのかたが「ああ、また掃除するの忘れている」と洗面台に立つ度に思い返しているのではないでしょうか。
そう思った瞬間に掃除してしまうことが重要であるといわれています。水まわりは汚れやすく、また、ご家族が多い場合は尚更です。掃除がストレスとならないためにも、ここで紹介した20のポイントを取り入れていきましょう。