【韓ドラ】4/10配信開始Disney+『支配種』初共演チュ・ジフン&ハン・ヒョジュが互いに「頼りにしていた」と語った記者会見をレポート!あらすじ・主要キャスト紹介も!
2024/04/22
昨年爆発的なヒットを記録した『ムービング』に続き、Disney+では2024年に入ってからもアン・ボヒョン主演『財閥X刑事』、イ・ジェウク主演『予期せぬ相続者』、チャ・ウヌ主演『ワンダフルワールド』など、豪華作品が次々と独占配信されています。
4月10日から配信される大注目の最新作『支配種』は、『キングダム』のチュ・ジフン、『ムービング』のハン・ヒョジュを主演に迎え、壮大なスケールで描かれるノンストップSFサスペンスです!
配信開始に先駆けて韓国で行われた記者会見にはチュ・ジフン、ハン・ヒョジュ、イ・ヒジュン、イ・ムセンが登場。サンキュ!韓ドラチームもオンラインで参加させていただきました。
キャストたちの素顔が垣間見れた記者会見レポートとともに、本作のあらすじや見どころもご紹介します!
『支配種』あらすじは?
韓国大統領を狙ったテロ事件で多数の被害者が出てから数年後の2025年。元軍人のウ・チェウン(チュ・ジフン)はその犯人を追い詰めるため独自に調査を続けていました。
そんなある日チェウンは、人工培養肉を提供する国際的企業BF社がテロ事件以降記録的な利益を上げていること、さらにCEOのユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)がテロ事件の生存者であることを知ります。
ジャユは人工培養肉によって、人間が動物を食べてきた「支配」と「被支配」の関係を終息させ、動物を犠牲にしない世界を作ろうとしています。チェウンはボディガードとしてジャユに近付き、組織への潜入に成功。しかし彼はそこに隠された世界を揺るがす秘密を目撃することに…。
主要キャスト4名はこちら!
【チュ・ジフン/ウ・チェウン役】
元軍人で大尉だったチェウン。大統領を狙ったテロ事件の容疑者を独自に追い続けています。
そんな中、テロ事件の生存者である若き女性CEOジャユに狙いを定め、専属ボディガードとして接近。組織に潜入しテロ事件の真相に迫ろうとしますが…。
モデル出身のチュ・ジフンは、2006年に初主演を務めたドラマ『宮~Love in Palace』の皇太子シン役で大ブレイク!その後も多数の映画・ドラマに出演しトップに立ち続けてる実力派俳優です。
近年では<時代劇×ゾンビ>という設定で話題となった『キングダム』で世界的評価を上げました。また2024年中にパク・ボヨンとの共演が話題のドラマ『ライトショップ(原題)』も配信予定と、目まぐるしい活躍を見せています。
【ハン・ヒョジュ/ユン・ジャユ役】
人間による「支配」から動物たちを解放することを目指すジャユは、最先端技術で人工培養肉を提供するBF社の若き女性CEO。第一次産業従事者からの反発が強まり、BF社に対するデモやジャユに対する殺害予告まで起きるようになり、ボディガードとしてチェウンを雇います。
ハン・ヒョジュは国民的清純派女優として韓国で幅広い世代に愛されています。ドラマ『春のワルツ』『華麗なる遺産』などを機に日本でも知名度を上げ、日本映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』『太陽は動かない』にも出演。
昨年のドラマ『ムービング』では超人的な五感を持つ特殊能力者かつ母親役という、新たな姿で話題になりました。
【イ・ヒジュン/ソヌ・ジェ役】
韓国で最も影響力のある大企業の息子でありながら、外務省の書記官としてそのキャリアをスタート。国連代表部と政党代表を経て、現在は国務総理にまで成り上がった人物です。
イ・ヒジュンはデビュー以降様々な映画・ドラマに出演し、幅広い役柄をこなす演技派俳優。『青い海の伝説』『マウス~ある殺人者の系譜~』などで知られています。最近ではチェ・ウシク主演ドラマ『殺人者のパラドックス』での猟奇的な演技が話題に。
【イ・ムセン/オン・サン役】
BF社の研究所長である生理学博士。ジャユとともにBF社を立ち上げたメンバーで、ジャユとは20年来の友人でもあります。
イ・ムセンは2006年にデビュー。役柄によって全く異なる顔を見せる「カメレオン俳優」として知られています。『夫婦の世界』『39歳』『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』など大ヒットドラマに次々と出演。
記者会見をレポート!お茶目で愛嬌たっぷりなチュ・ジフンにキュンキュン!
韓国現地で開催された『支配種』の制作記者会見。本作の近未来的なイメージを彷彿とさせる会場には、韓国メディアがぎっしりと詰め掛け、本作への注目度の高さがうかがえました!
スチール撮影からスタート!
まず最初に登場したのは主演チュ・ジフン。黒いシンプルなスーツが、抜群のスタイルの良さをより際立たせています。クールな表情で決めつつ、合間合間にはにこやかな笑顔も。
そして司会者からのリクエストに応え、チュ・ジフンと言えばの「餃子ハートポーズ」や、今回の役柄に合わせたボディガードポーズなども披露。そのサービス精神に会場も湧いていました!
チュ・ジフンと合わせたような黒いパンツスーツで登場したハン・ヒョジュは、いつもの太陽のような明るい印象ではなく、本作で演じたクールでミステリアスなジャユの雰囲気を漂わせていました。
主演2人のペア撮影では「CEOジャユとSPチェウンっぽいポーズを!」というリクエストに瞬時に応える2人。息が合った姿も披露!
またチュ・ジフンは、ハン・ヒョジュの頭の後ろでこっそりピースして、ハン・ヒョジュの頭から角が生えているように見せるイタズラをするなど、お茶目で愛嬌たっぷりな素顔も見せていました。
クールでスマートなイメージからはギャップのある、少年のような可愛らしさに、筆者はキュンキュンしてしまいました!
さて、ここからはインタビュー・質疑応答に入っていきます。
初共演チュ・ジフン&ハン・ヒョジュ!現場ではお互いに「頼りにしていた」
◇チュ・ジフンさん、初めてハン・ヒョジュさんと共演しましたがどうでしたか?
ジフン:ヒョジュさんと共演して、とてもしっかりした密度の高い俳優だと感じました。私的な話をしている時もそうですし、演技をしている時もすごく愚直で、むしろ私の方がヒョジュさんを頼りにしながら進めていけるような、そんなふうに感じさせてくれました。
◇ヒュジュさんはどうでしたか?
ヒョジュ:愚直!(笑)ジフンさんは私が頼りになったと言ってくれましたが。私がジフンさんを頼りにしていたのは、ジフンさんは現場での俳優としての振る舞いも素晴らしいのですが、現場全体を見渡せるプロデューサーとしての目を持っていると感じました。
現場に何か問題があるとか、または何か問題が起きそうになるとすぐに声を上げてくれる方だったので、ご一緒する立場としてはすごくありがたくて頼もしくて。私がとても頼りにしていたと思います。
◇次は国務総理です。イ・ヒジュンさん、これまで演じてきた中で一番、位が高いのでは?気分はどうですか?
ヒジュン:はい、ちょっと出世しました(笑)。父親と食事をするシーンを撮るたびに、超高層レストランで食事をしました。並んでいるウィスキーも最高級のものばかりで、行くたびに驚きながら見学させてもらいました。
◇これまで演技歴も長いのに、初めて見るような?
ヒジュン:はい、そんな所には行ったことがなかったんですけど。(他キャストと笑い合いながら)今回のソヌ・ジェ役のおかげで、高級な所に行かせてもらいました。
◇イ・ムセンさん、今回は研究所長ですね。BF社のメンバーと、相性がどうだったか教えてください。
ムセン:BFのメンバーには素敵な俳優さんたちがたくさん出てきます。生命工学博士キム・シング役にはキム・サンオさん。弁護士出身の企画室長チョン・ヘドゥン役にパク・ジヨンさん。IT専門家ソ・ヒ役にチョン・ソクホさん。最後に首席研究員のホン・セイプ役にイ・ソさんが出演されています。
それぞれの個性がありながらも調和をなして、結果的に現場ではシナジー効果をたくさん見せてくれました。とても幸せな現場でしたし、それが画面を通して伝わると思います。私も楽しみです。
◇パク・チョルファン監督、韓国最高の俳優たちと一緒に仕事をされていかがでしたか?
監督:光栄でした(笑)。準備をしている時は、どんなふうにキャスティングが決まるからないまま進めていきますが、1人1人決まっていくたびに「おお!こんなこともあるのか!」と感嘆しました。
◇カメラ越しに彼らの演技を見て、どう思いましたか?
監督:安定的な脚本に、実力のある俳優が揃ったので、なんの恐れもなく撮影に挑むことができました。それが一番良かったです。
チュ・ジフンが語った「ヒジュン兄さんはタコ、ムセン兄さんはナマコ」の真相は⁉︎
◇続いてはチュ・ジフンさんとアクションについて話していきましょう。アクション監督からは「天才」と言われていました。イ・スヨン作家もジフンさんの17対1のアクションシーンを一番お気に入りだと言っています。
ジフン:この作品は近未来の設定です。ものすごい未来ではなく近未来だからこそ、そのディテールを作り出すのが難しかったです。少しでも見ている方々に実感を持ってもらうためにはアクションも未来的な感じが出るものではなくて、むしろもっと現実的で地に足がついているほうがリアリティが生まれると思い、アクションのジャンルについてすごく考えました。
例えばぶつかり合いの多い派手なアクションより、実際のタッチ感を活かせるアクションをたくさんしたのですが、きちんと準備をしていても怪我の確率が上がります。それでもお互いに呼吸を合わせながら、一生懸命撮影しました。
◇ハン・ヒュジュさんは本作の始まりを担っています。プレゼンテーションのシーンがとてもかっこよかったですが。
ヒョジュ:このドラマの扉を開けるようなシーンなので、頑張らなきゃ!と思い、「TED(世界中の著名人によるさまざまな講演会)」の講演などの映像も見て参考にし、たくさん練習をしました。
本来は練習するよりも、現場の雰囲気を生かしてライブのように演技するのが好きですが、このシーンはセリフもたくさん練習して、全部覚えました。プロンプター(セリフをうつすモニター)があるので全部覚えなくていいと言われていたのですが、私としては完璧に演技がしたくて、全部覚えて現場に行きました。
ジフン:ちょっと補足したいのですが。私はこのシーンを座って見守っていましたが、ものすごいシーンでしたし、立派に演じていらっしゃいました。
なぜなら映像で見るとプレゼンテーションをしながらホログラムが出たりCG効果がたくさんありますが、演じている俳優の目には見えていません。そんな長くてすごく大変なシーンを想像しながらやっているのを見て、すごいなと思いました。
◇イ・ヒジュンさんは、チュ・ジフンさんと演技する場面で、現場でワンテイクに変えたシーンがあったそうですね?
ヒジュン:ジフンさんとアクションするシーンがあり、元々は違ったのですが、長回しで一緒にやってみようということになり練習して、監督とも相談をしながら撮影しました。
◇現場で急に変えるなんて、ハラハラしそうですね。
ヒジュン:はい、面白かったです。鼻血を出さなきゃいけなかったので、カメラが全部抜けた瞬間に、手に忍ばせていた鼻血を鼻に入れたり、そんな練習もしながら一緒に作りました。
◇ジフンさん、補足はありますか?
ジフン:ヒジュンさんが演じるキャラクターは、なんと言うべきか…。「生きのいいタコ」のようで。力が漲っていて。私はイ・ヒジュンという俳優、ヒジュン兄さんの演技が大好きなんです。
兄さんのバウンス(反応)は、長回しをしている時もそうで専門用語で「ひっかけ」と言うんですが、呼吸を合わせていく感覚が役者としてすごく楽しかったです。
◇ヒジュンさんがタコなら、ムセンさんは?
ジフン:ムセン兄さんは、なんだろうな「ナマコ」のようでした。
穏やかで浮き沈みのないような役なんですけど、ムセン兄さんと一緒に演技をしていても、読めないんです。演じる側としてはすごく面白いですが。
私が面接を受けるシーンがあるんですが、面接なんてありきたりな質問をするだけで大して面白くないものですが、そのなんでもない質問をムセン兄さんが言うと、真意が全然読めないんです。不思議な経験でした。
◇ここは海ですね。タコにナマコ。じゃぁ、ハン・ヒョジュさんは?
ジフン:人魚姫!(笑)
◇本作では人工知能AI秘書やCGの演技にも挑みましたがどうでしたか?
ムセン:ナマコは動いてないようですが、見えないところでよく動いてますので、よく見てくださいね(笑)
CG演技では、実際は見えていない中で、見えているように身振り手振りをするシーンがありました。最初は慣れなかったです。ですがスタッフの皆さんが「ここにはこんな映像が流れて、ここはこんなボタンがあって」と詳しく説明してくれて、「ちゃんと合うようにCGを作るので心配しないで」と言ってくださりすごく気が楽になって。とても楽しい経験でした。
あとはとても重要なBF社のA I秘書に注目してもらいたいです。この作品にはなくてはならないキャラクターです。最近ではAIが話題になっていますが、それだけに本作を通してAIが近未来にどのような活躍をするのかを、見ていただけると思います。
◇最後に監督にお聞きします。「人工培養肉」というのは韓国では初めて取り扱われる題材ですが、演出にはどのようなところに重点を置きましたか?
監督:本作はすごく先の未来ではなく、近未来です。実際に私たちが撮影を始めた頃は、こんなにもAI技術が話題になるとは思ってませんでしたが、すでに現実になっているように、しっかりと現実味があって、最大限、不自然さがないように表現しようと撮影しました。
記者会見で感じたのは俳優同士の熱い信頼感!「近未来」を見せてくれる本作に期待大!
ポスターやビジュアル画像の緊張感のある表情とは違い、少年のようによく笑い、常に自然体で受け答えをするチュ・ジフンの姿がとても印象的でした。
何度も笑いが起きる和気藹々とした雰囲気からはキャスト同士の仲の良さがうかがえ、非常に和やかで楽しい記者会見だったと思います。
質問に対して情熱的に語る俳優たちの言葉からは、本作に掛けた意気込みもヒシヒシと伝わりました。そしてお互いの演技に刺激を受けながら、より良い作品にするためにそれぞれが最善を尽くして一緒に作り上げてきたという、熱い信頼感も感じることができました。
本作が扱う人工培養肉や発展したAI技術やテクノロジーは、そう遠くない未来で私たちが実際に目にするであろう題材だと思います。それらによって世界はどのような影響を受け、どのように変化していくでしょうか…。
本作は私たちが少し先の未来について考え話し合う機会を作ってくれる、新たな課題を投げかけてくれる作品になることでしょう。
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『支配種』
ディズニープラス スターで4月10日(水)より独占配信開始
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(全10話/毎週水曜日2話ずつ配信)
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■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。